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フェラーリ 430スクーデリア '08  [フェラーリ]

【フェラーリ 430スクーデリア】

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2007年9月にフランクフルトモーターショーで発表されたフェラーリ430スクーデリアは、フェラーリF430をベースに、徹底的な軽量化と性能アップが施されており、ロードカーというよりレーシングカーに近い性格を持ったマシンである。

カタログは全68ページ。フェラーリの本カタログは2003年に発売されたチャレンジ・ストラダーレより、ハードカバーのカタログとなった。写真集を思わせるようなその仕上がりの高さは、まさに高級スポーツカーに相応しいものと言えるだろう。
 
  
  
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豪華な本カタログを開いてみると、430スクーデリアのロゴがエンボス加工されたページが迎えてくれる。高級感は満点だ。


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フェラーリの本カタログは現在のところ、日本語版は用意されておらず、イタリア語と英語の2ヶ国語で表記されたものが用意されている。目次のページも左側がイタリア語、右側が英語表記となっている。


○レーシングテクノロジー
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フェラーリ430スクーデリアには、F1マシンからフィードバックされた数々のレーシングテクノロジーが投入されており、このカットはF1と密接な関係にあることを物語っている。430スクーデリアの開発には、F1で7度も王者に輝いたミハエル・シューマッハも深く関わっており、フェラーリのエンジニアやテストドライバーと共にサーキットなどでの開発テストに参加した。


○スタイリング
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なだらかなルーフと曲線美が魅力的な430スクーデリアのスタイリング。ドアパネルをはじめ、随所にカーボンファイバーを使用することで軽量化する手法はかつての360モデナをベースとしたチャレンジ・ストラダーレと同様だ。


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チャレンジグリルがスパルタンな印象を醸し出すリアエンド。左右4本出しだったマフラーは、430スクーデリアでは2本出しとなっており、位置も上部へ移動したことで、フェラーリF430とは一線を画すスタイリングになった。


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どの角度から見ても美しい430スクーデリア。軽量化は各部に及び、エンジンを望むリアウィンドウはポリカーボネート製のものとなっている。ボディを彩る特徴的なレーシング・ストライプは、日本仕様では標準装備される。


○エアロダイナミクス
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フェラーリ430スクーデリアでは、ダウンフォースの増加を目的として、エアロダイナミクスの強化が測られ、エクステリア各部のディティールの見直しが行われた。


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低められたサイドシルの形状は、ボディ底面の空気の流れを整流することで車体が浮き上がることを防ぐことに一役買っている。空気力学に関する特許技術「ベースブリード」によって、フロントのホイールハウスからリヤバンパーにかけてベンチュリー効果を得ている。


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新たに設計し直されたリアディフューザーやエンジンカバースポイラー等の採用によって、430スクーデリアでは、ダウンフォース量の増加と空気抵抗の軽減を実現している。リアディフューザーはオプションでカーボンファイバー製のものも用意されている。


○軽量化
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430スクーデリアでは、ドアミラーやドアパネル、センターコンソール等のカーボン化をはじめとして、チタニウム製のホイールナットを採用したり、ショックアブソーバーやステアリングボックスなどの軽量化をするなどして、F430に比べると、メーカー公称値で100kg(車検証でも70kg)以上の軽量化を実現している。







○コクピット
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インパネにあしらわれたカーボンとアルカンタラが、高級感とスパルタンな雰囲気を見事に両立させている。軽量化は室内にも及んでおり、エアコンやパワーウィンドウは標準で装備されているものの、オーディオ類の備えはなく、カーペットも省略されアルミの床が剥き出しになっている。


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ステアリングホイールにはシフトアップポイントインジケーターが備わり、シフトタイミングをLEDで教えてくれる。

ステアリング裏のパドルシフトでさえカーボン化されているが、430スクーデリアの軽量化にあたっては、170以上にも及ぶパーツをグラム単位で軽量化したという。パドルシフト一つとっても430スクーデリアにかける開発チームの思いが伝わってくるようだ。


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シートにはフルカーボン製のシェルを採用した「スーパーレーシングシート」が用意され、体格に合わせて、数種類のサイズから選ぶことが可能となっている。またこのシートにはリクライニング機構も備わる。

シート表皮はF430で採用されているポルトローナ・フラウレザーとは異なり、3Dと呼ばれるメッシュ状のハイテク素材とアルカンタラのコンビネーションとなっている。


○エンジン
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フェラーリ430スクーデリアに搭載されるエンジンは、F430のV8エンジンをベースとしつつも、新形状のピストンを採用することで圧縮比を11.3:1から11.88:1まで引き上げ、排気量はそのままながら20psのパワーアップを実現、最高出力は510ps/8,500rpmを発生するものとなっている。

また、F1技術からのフィードバックで開発された特別なコイルを使ったイグニッションシステムを投入して、点火タイミングが改善されたことにより燃焼効率がアップしている。


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インテークマニホールドとフィルターハウジングにはカーボンファイバーが採用され軽量化に寄与している。エンジンカバーもオプションでカーボンファイバー製のものにすることが出来る。真紅の結晶塗装がなされたF430のエンジンも魅力的だが、こちらもレーシーかつスパルタンなF430にはない魅力を放っている。

エンジンのパワーアップと軽量化されたことが相まって、F430と比較して、最高速は315km/hから320km/hに、0-100km/h加速は4.0秒から3.6秒にアップしている。


○テクノロジー

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フェラーリ430スクーデリアには、走行モード選択システムの「レーシングマネッティーノ」や最速のシフトタイムを誇る2ペダルMTの「F1スーパーファースト2」、車両制御システムの「E-Diff2」や「CCMディスクブレーキ」など数々のテクノロジーが盛り込まれている。


・CCMディスクブレーキ
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不測の事態に遭遇しても強靭なブレーキがあれば、回避することが出来ることを物語るワンカット。
フェラーリ430スクーデリアにはCCM(カーボン・セラミック・マテリアル)を用いた専用ブレーキシステムが採用されている。

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398×36mmのフロントディスクには6ポッドキャリバーが、350×34mmのリアディスクには4ポッドキャリバーが組み合わされ、長時間のサーキット走行などにおいても強力な制動力を発揮するものとなっている。


・F1スーパーファースト2
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フェラーリF355からはじまった2ペダルMTのF1マチックは、430スクーデリアでは大幅に進化して「F1スーパーファースト2」となった。変速に要する時間はわずか60mm秒と、F430のF1マチック(150mm秒)や599のF1スーパーファースト(100mm秒)をはるかに凌ぎ、最速のシフトタイムとなっている。
これは、ギアチェンジやクラッチ操作を一つずつ処理するのではなく、同時並列的に動作させることで実現したものである。


・レーシングマネッティーノ
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マネッティーノは、ステアリングに設けられたスイッチで走行モードを選択するシステムだが、430スクーデリアに搭載されるマネッティーノは、F430に搭載されているものとは異なり、サーキット走行も想定したレーシングバージョンとなっている。

F430には「アイス」「ローロードホールディング」「スポーツ」「レース」そして全ての電子制御を停止させる「CSTオフ」の計5つの走行モードがあるが、430スクーデリアでは滑りやすい路面向けに用意されていた「アイス」に代えて、スタビリティコントロールを作動させつつも、トラクションコントロールをオフにすることが出来る「CTオフ」モードが採用され、安全性を確保しつつもスポーツドライビングを楽しめるようになった。この「CTオフ」モードのセッティングにはミハエル・シューマッハが大きく尽力した。


・E-Diff2
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430スクーデリアに搭載された車両制御システムの「E-Diff2」は、F430に採用されている電子制御ディファレンシャルの「E-Diff」と599で初採用されたF1譲りのトラクションコントロール「F1 TRAC」を統合させたものであり、従来のコントロール方式と比べると、コーナー脱出時の加速は、実に40%以上高められている。

左右のドライブシャフトに1枚ずつ備わるフリクションディスクは、油圧アクチュエーターにより制御され、各車輪に最適なトルクが配分される。


○カロッツェリア・スカリエッティ・パーソナリゼーション・プログラム
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顧客のパーソナルな要望に対応する「カロッツェリア・スカリエッティ・パーソナリゼーション・プログラム」も用意されており、ゴールドリムのようなホイールリムのカラーチョイスも可能になっている。カラード・ブレーキ・キャリパーは日本仕様車には標準で装備される。

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その他、オプションでヘッドライトユニットやサイドシルなどをカーボンファイバー製にすることも出来る。


○F1から市販車へ
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巻末を飾るF1マシンと430スクーデリアのシルエット。フェラーリの市販車にはF1から生み出された数々の技術が宿ることを、無言のうちに語っているようだ。



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【フェラーリ 430スクーデリア '08】

■430スクーデリア
車両形式:ABA-F430SC
乗車定員:2名
エンジン形式:F136ED
エンジン種類:90度 V型8気筒 DOHC
総排気量(cc):4,308
ボアx ストローク(mm):92.0×81.0
最高出力PS/rpm:510/8,500
最大トルク kg・m/rpm:47.9/5,250
最大エンジン回転数: 8,640rpm(リミッター作動)
エンジンマネージメント:ボッシュモトロニック
ミッション形式:F1スーパーファースト2


○ボディカラー

ロッソ コルサ
ロッソ スクーデリア
ロッソ ムゲロ(※1)
ジャッロ モデナ

ビアンコ アヴス
アルジェント ニュルブルクリンク
グリージョ イングリッド
グリージョ チタニオ

グリージョ アロイ
ブル ミラボー
ブル アブダビ(※1)
ブル ツールド フランス

グリージョ シルバーストーン
ネロ デイトナ
ブル ポッジ
ネロ

(※1)…新色


○シートカラー

・シート素材:3D/アルカンタラ コンビネーション

Two Layer Black (ネロ)
Two Layer Gray (グリージョ)
Two Layer Red (ロッソ)
Two Layer Yellow (ジャッロ)

出典/引用:フェラーリ 430スクーデリア カタログ(2008年版)



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