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フェラーリ 総合カタログ '08  [フェラーリ]

フェラーリ 総合カタログ 2008】

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フェラーリの現行ラインナップであるF430、F430スパイダー、599、612スカリエッティが掲載されている総合カタログは全18ページ。真っ赤な結晶塗装が映えるF430のV8エンジンをモチーフにした表紙が印象的だ。

イタリア語と英語で書かれた各車種ごとの本カタログがフェラーリで制作されるのに対して、日本語版の総合カタログは正規ディーラーのコーンズによって制作されたものとなっている。これはコーンズが今までフェラーリの日本総代理店であったことも関係していると思われるが、2008年7月1日よりフェラーリの日本法人であるフェラーリ・ジャパンが設立されたことにより、今後、総合カタログがどのようになっていくのかについては、興味深いところである。


  
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今のところ、総合カタログの表紙はフェラーリ、裏面にはコーンズのロゴが入っている。
カタログは年毎にデザインが変更になる場合もあるが、フェラーリの場合はモデルイヤー制を採用していないので、カタログが違っても、スペックは同じ場合が多い。


○F430/F430 SPIDER

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ワイド&ローの典型的なスポーツカーのフォルム。フェラーリF430は2004年にフェラーリ360モデナの後継モデルとして発表されたV8エンジンを搭載する2シータークーペである。元を辿ればその起源は1968年に発売されたディーノ206GTに行き着く。

F430の名称は、排気量が4.3リッターであることに由来しているが、これまでのV8フェラーリである308(3.0リッターの8気筒エンジンを搭載しているから308)やF355(3.5リッターの5バルブエンジンを搭載しているから355)に比べると、随分わかりやすくなった。


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フェラーリF430にはオープンモデルのスパイダーも用意されている。大きな収納スペースを必要としないフルオートマチック・ルーフシステムのコンパクトな設計によって、F430のベルリネッタ(クーペ)同様、リアのガラス越しにエンジンを見ることが可能だ。ルーフはメタルトップではなくソフトトップとなっている。


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溜め息のでるような、F430の優美で流麗なスタイリングは、例によってピニンファリーナが担当している。デザイナーはフランク・ステファンソン氏。ボディパネルやスペースフレームにはアルミ合金が用いられており、軽量でありながら高いボディ剛性を確保している。


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フェラーリF430には、最高出力490psを発生する90度の4.3リッター、V型8気筒4バルブエンジンがミッドシップに搭載される。なお、このエンジンはドライサンプ化されているのが特徴だ。ミッションは6速MTに加え、クラッチ操作とシフト選択を自動化した2ペダルMTの6速F1マチックも用意される。

またCST(トラクションコントロール)の介入やサスペンション、シフトタイミングなどのセッティングを好みに応じて変更できるスイッチ「マネッティーノ」や電子制御ディファレンシャルの「E-Diff」など、様々なテクノロジーがF430には採用されている。


○599

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フェラーリ599は575Mの後継モデルとして、2006年にデビューしたフェラーリのフラッグシップモデルである。ボンネットの下には、あのエンツォ・フェラーリ譲りのV型12気筒エンジンが息づいている。本国での正式名称はフェラーリ599GTBフィオラノとなっているが、日本では商標の関係上、599と呼ばれる。


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スポーツカーとして理想的なロングノーズ&ショートデッキのスタイリングが美しい。フェラーリのV12モデルは365GTB/4デイトナを最後に、1973年に発表された365GT4/BBからテスタロッサを経てF512Mに至るまでミッドシップレイアウトが採用されてきたが、近年の550マラネロでFRに回帰、結果としてこのプロポーションが復活した。

599のデザインを担当したのはピニンファリーナで日本人初のデザイン・ディレクターを務めた奥山清行氏。氏はエンツォ・フェラーリのデザイナーとしても有名だ。ボンネット上のF1ノーズにエンツォ・フェラーリのテイストを感じる。


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奥山氏がデザインしたエンツォ・フェラーリ。


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フェラーリ599に搭載されるV型12気筒エンジンは、先代の575Mのものではなく、エンツォ・フェラーリ用のものをベースとしたもので、実に最高出力620ps/7,600rpmを発生する。排気量は5,998ccで車名の599はここから来ている。

ミッションはF430同様、F1タイプのギアボックスを採用しているが、599には、ミッションの精度を高め、シフトチェンジの時間を短縮するなどして従来のものを進化させた「F1スーパーファースト・ギアシフト」が採用される。最短シフト時間は100mm秒となっており、まさに電光石火のギアボックスだ。本国では6速MTも用意されるが、日本へは現在のところ、導入されていない。

その他599には、オイルに替えて、磁場で粘度を制御できるMR流体(鉄の粒子をオイルに混ぜたようなもの)をダンパーに使用することで減衰力を変化させる「SCMサスペンションシステム」やF1技術をフィードバックさせたトラクションコントロール「F1 TRAC」などが採用され、高度な操縦安定性を得ている。







○612 SCAGLIETTI

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フェラーリ612スカリエッティはフェラーリの誇る4シーターのグランツーリスモであり、2004年にフェラーリ456Mの後を継いでデビューした。「612」は6リッター(正確には5,748cc)の12気筒エンジンを搭載していることから、「スカリエッティ」は、フェラーリの創設期にアルミボディのマイスターとして活躍したセルジオ・スカリエッティの名から由来している。排気量と気筒数から組み合わせるネーミングは往年の348(3.4リッターに8気筒)や512(5リッターに12気筒)でも用いられたフェラーリ伝統の手法の一つだ。


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フェラーリ612スカリエッティのスタイリングは、ピニンファリーナによるものだが、これは「われら女性(1952)」や「イタリア旅行(1953)」で知られる映画監督ロベルト・ロッセリーニが女優のイングリッド・バーグマンへ贈るためにワンオフでオーダーしたフェラーリ375MMのデザインをモチーフにしている。

カタログ中に登場するフェラーリF430や599のボディカラーがフェラーリのイメージカラーである赤やコーポレートカラーである黄色なのに対して、612は銀色となっているが、これは「グリージョ イングリッド」というカラーで女優イングリッドの為に作られた375MMのボディーカラーを再現したものである。
「グリージョ イングリッド」は456Mの時代に新色として追加された。


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612スカリエッティには最大出力540psを発生する5.7リッターのV型12気筒エンジンが搭載されるが、599がエンツォ・フェラーリに搭載されたF140型のV型12気筒をベースとしているのに対して、612では575Mマラネロに搭載されたF133型のV型12気筒エンジンをベースにしている。

トランスミッションは6速MT及びフェラーリがマニエッティ・マレリ社と共同開発した2ペダルMTのF1タイプのギアボックスが用意されるが、2008年にマイナーチェンジが実施され、ミッションは599にも搭載されている「F1スーパーファースト・ギアシフト」に進化することになった。
それに合わせて、F430や599でおなじみの走行モード選択システムの「マネッティーノ」や、透過率を変化させることが出来るエレクトロクロミック技術を使った特殊なガラスルーフ等が612に採用されることになったが、まだカタログには反映されていない(2008年7月現在)。

ちなみにエレクトロクロミック・ガラス・ルーフは575Mマラネロをベースにして2005年に発売されたフェラーリ・スーパーアメリカでも採用された。


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2006年には、コーンズのフェラーリ輸入30周年を記念して、記念カラー「ブル コーンズ」やアルカンタラの限定ツートンシートなどを設定した612 スカリエッティ アニバーサリーも20台限定で販売された。


○カロッツェリア・スカリエッティ・パーソナリゼーション・プログラム

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「カロッツェリア・スカリエッティ」は顧客の内外装などに関する要望を、マラネロ本社での製造工程において組み込むという、特別なパーソナリゼーション・プログラムであり、以下のようなものがある。

・レーシング・アンド・トラック
カーボンセラミックブレーキシステムやレーシングシート、チャレンジリアグリルやレザー仕上げのロールバーなど、サーキットテクノロジーからフィードバックされた装備。

・エクステリア・アンド・カラー
歴代のフェラーリに使われた幻のボディカラーの再現やフェンダーに装着するスクーデリア・フェラーリのエンブレム、4色のブレーキキャリパー(2種類の赤、黄色、アルミニウム)に599向けの20インチのチャレンジスタイルホイール・リムなど、エクステリアを中心とした装備。

・インテリア・アンド・マテリアル
レザー仕上げのラゲッジスペースやコックピットパーツのカーボン化、デイトナスタイルシートやレヴカウンター色の変更、ツートーンのインテリアカラーなど、インテリアを中心とした装備。

・イクイップメント・アンド・トラベル
フロント及びリアのパーキングセンサーやランフラットタイヤ、旅行用のラゲッジセットやボーズサウンドシステムなどの装備。

以上の装備を、オーナーの嗜好に合わせて、組み合わせることで、自分だけのフェラーリを作ることができる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆データベース◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【フェラーリ 総合カタログ '08】

■F430
車両形式:ABA-F430
乗車定員:2名
エンジン形式:F136E
エンジン種類:90度 V型8気筒 DOHC(4バルブ)
総排気量(cc):4,307
ボアx ストローク(mm):92.0×81.0
最高出力PS/rpm:490/8,500
最大トルク kg・m/rpm:47.4/5,250
エンジンマネージメント:ボッシュモトロニック
ミッション形式:6速MT/6速F1マチック


■F430 Spider
車両形式:ABA-F430S
乗車定員:2名
エンジン形式:F136E
エンジン種類:90度 V型8気筒 DOHC(4バルブ)
総排気量(cc):4,307
ボアx ストローク(mm):92.0×81.0
最高出力PS/rpm:490/8,500
最大トルク kg・m/rpm:47.4/5,250
エンジンマネージメント:ボッシュモトロニック
ミッション形式:6速MT/6速F1マチック


■599
車両形式:ABA-F599
乗車定員:2名
エンジン形式:F140C
エンジン種類:65度 V型12気筒 DOHC(4バルブ)
総排気量(cc):5,998
ボアx ストローク(mm):92.0×75.2
最高出力PS/rpm:620/7,600
最大トルク kg・m/rpm:60.0/5,250
エンジンマネージメント:ボッシュモトロニック
ミッション形式:6速F1スーパーファースト・ギアシフト


■612 Scaglietti
車両形式:ABA-F612
乗車定員:4名
エンジン形式:F133F
エンジン種類:65度 V型12気筒 DOHC(4バルブ)
総排気量(cc):5,748
ボアx ストローク(mm):89.0×77.0
最高出力PS/rpm:540/7,250
最大トルク kg・m/rpm:60.0/5,250
エンジンマネージメント:ボッシュモトロニック
ミッション形式:6速MT/6速F1スーパーファースト・ギアシフト


○ボディカラー、レザーカラー&ソフトトップカラー

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●ボディカラー
(ボディカラー上段左から右に向かって)

ロッソ コルサ
ロッソ スクーデリア
ルビーノ ミカリッツァート
ジャッロ モデナ

ビアンコ アヴス
アルジェント ニュルブルクリンク
グリージョ イングリッド
グリージョ チタニオ

グリージョ アロイ
ブル ミラボー
ブル ナート
ブル ツールド フランス

グリージョ シルバーストーン
ネロ デイトナ
ブル ポッジ
ネロ


●インテリア

・シート素材:ポルトローナ・フラウレザー

・レザーカラー
(レザーカラー上段左から右に向かって)

クレマ
サッビア
ベージュ

クオイオ
ボルドー
ロッソ

カルタ ダ ズッケロ
ブル メディオ
ブル スクーロ

グリージョ スクーロ
チャコール
ネロ


●ソフトトップカラー F430スパイダー用
(ソフトトップカラー上から下に向かって)

ネロ
ブル
ベージュ
ボルドー


参照:フェラーリ 総合カタログ(2008年4月版)
    フェラーリ 612 スカリエッティ アニバーサリー(2006年版)
    エンツォ・フェラーリ(2002)

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